地域包括ケアシステム
高齢者ができるかぎり住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、地域全体で支えていくしくみが「地域包括ケア(地域包括ケアシステム)」です。
介護が必要な状態になっても地域で暮らしていくには、「住まい」を前提として「介護」や「医療」などのいざというときのためのサービスと、「介護予防」「介護支援」など日頃から必要なサービスが、日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供される体制が必要です。
生活支援・介護予防サービスの充実と高齢者の社会参加
市区町村は、多様な生活支援・介護予防サービスを提供できる地域づくりを進めています。
ボランティアやサービスを提供する側には、高齢者を含む地域住民の参加が期待されています。
社会的な役割を持つことは、生きがいにもなるし、自然と介護予防にもなります。
地域を支える~ご近所づきあいから地域参加へ~
ご近所同士の見守りは暮らしやすい地域づくりの土台となります。「見守り」は「見張る」ことではありません。お互いを思いやる気持ちが大切です。
また、地域活動への参加は、地域のためになるだけではなく、自分自身の生きがい、健康づくりにつながります。少しでも興味があればぜひ参加しましょう。
◎ご近所づきあいから近隣の方の異変に気づく
まずはご近所の方とあいさつできる関係になりましょう。
異変に気づくポイント
- 新聞・郵便物がたまっている。
- 同じ洗濯物が干されたままになっている。
- 見かけなくなった。夜でも電気がつかない。
- 雰囲気が以前と変わった。(元気がない、痩せてきた、会話が噛み合わない)
- 身なりが以前と違う。(服が汚れている、服装が季節にあわない、髪が乱れている)
- 怒鳴り声が聞こえる。
- 普段見かけない人が出入りしている。
異変に気づいたときは…
なんらかの支援を必要としている可能性があります。
心配なときは、地域包括支援センターなどに相談しましょう。
◎地域活動に参加しましょう
地域活動の情報は、宇和島市役所又は各支所や広報誌、インターネットなどから入手できます。
地域への参加(地域デビュー)の例
- ボランティア活動への参加(地域の清掃や緑化活動、教育、文化活動への参加など)
- 地域の行事への参加
- 交通安全・防犯・防災活動への参加
- シルバー人材センターへの登録