概 要 |
【1】開会挨拶
【2】委員自己紹介
【3】議事
1.令和5年度地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの報告
地域包括支援センター職員より順次説明し、項目ごとに意見交換を実施する。
1)地域ケア会議について 報告
2)在宅医療看護・介護連携部会 報告
3)認知症施策推進部会 報告
【医療介護連携に関すること】
- 薬局でのみさいやネット活用について。みさいやネットを登録している薬局はあるが、活用がうまくいってないのではないか。知りたい情報が載っていない。
- 4月12日に開催された在宅医療看護・介護連携部会に参加し、ケアマネと病院の連携が重要だと思った。みさいやネットで入院時情報提供書を送るシステムがある。包括、ストローハットから細かな運用等の指導がある予定。救急搬送された患者さん等、少しずつ活用している。
- 救急事案での困りごととして、路上を徘徊していた認知症高齢者で身元がわかるものは所持していなかった、家族が救急車を要請したが本人が行かないと言った、家族が近くにいない場合の情報収集が困難であること等がある。救急搬送した事例のうち、65歳から75歳未満の中等症は令和3年度38、7% 、令和4年度40% 。75歳以上も中等症が多い。3週間程度の入院だが、帰宅不可。65歳未満は軽症が多い。
【認知症施策に関すること】
- 災害時要援護者台帳に記載されている方は、ペットボトルに情報を入れて冷蔵庫に入れる仕組みがあるが、ずっとうやむやになっていると思うので、そろそろ見直しをした方がいい。徘徊の人は少し目を離した隙にいなくなり、探すのにとても大変。そういうことに対して何か方法はないかと思う。以前は地域のつながりもとても強かったが、現在は若い人にちょっと気をつけとってやというのが難しくなったのが現状。ガイヤ体操は、お年寄りを引っ張り出したり、安否確認、健康の増進にもなり、とてもいい仕組み。続けて行きたいなと思っている。
- ケアマネは医師会の先生方に相当連携を取ってもらっている。オレンジドクターに相談してもらえなかったというところは、ショックだった。介護サービスだけでは支援が難しく、先生方や地域の協力がないと家で過ごすのは難しい。
- 高齢者虐待、夫婦間のDVに関すること。昨年、夫婦間(若者も含む)のdvの受理件数は31件。
- 高齢者虐待14件。dvと高齢者虐待は重複する場合もある。
- 行方不明は62名。人口比で言うと、他の自治体と同じような傾向で推移している。認知症高齢者の行方不明は大体月に1回。防災無線を聞いた方から3、4件高い情報を得た。ドライブレコーダーを確認したなど。地域の方の認識は高いんではないか。消防団の方にも比較的たくさん出ていただけるので心強い。高齢者虐待事案を扱ったら基本関係機関につないで情報共有している。
【宇和島地区権利擁護センターピットでの活動について】
- 昨年度から事業を始めている。昨年度相談409件152名。後見の申し立てが36件8名。本人親族約5割。成年後見、金銭管理、手続きの説明。対象の5割が70歳以上。
【その他】
- 連携システムはいかに日々改善していくかが大切。構築してもらいたい。毎年個人認証しなければならない。なぜ1年更新にしたのか。もう少し伸ばしてもらわないと不便。
- ワーキングを定期開催している。改善を重ねていく。4000件。要介護認定の7、8割。かなり役に立っている。
- 認証に1年というのは、きさいやネットのことでは。市立の電子カルテを地域の先生に見てもらう。サーバーの容量の問題。2万人を超えて登録してもらっている。そのため、1年で切れる運用をしている。
4)介護予防事業 報告
5)協議体について 報告
【介護予防事業に関すること】
- 往診依頼を受け、在宅もしくは施設に伺っている。誤嚥性肺炎には予防的なことが中心。まず最初に1番身近について介護している介護士等が口臭、出血等の異変に気づいた時に早く連絡いただくのが大事。在宅、施設の高齢者への対応は、在宅診療普及部会の重要課題。
- 北宇和歯科医師会には部会はないが、今後参考にしていきたい。現在は各歯科医が個別に対応している状況。
- 保険健康課では若年40歳以上の健診を受けた人のデータを分析。高血圧対策を市の課題として位置付けて取り組みをしている。ターゲットを津島地区に絞って、3年かけてやろうと思っている。心不全、心疾患、慢性腎不全等、高血圧に伴うような疾患にも力を入れて、若年から自分の健康に重きを置いてもらうような意識の改革にも取り組んで行きたい。
【協議体に関すること】
- 過去3年間、公民館の活動はほぼ休み。職員の入れ替わりがあり、細かいノウハウに関して困っている。前任者に問い合わせながら取り組んでいる。
- 住民主体を第一に考えて、さまざまな仕組みづくりに取り組んでいる。支え合いサポーターが気になるようなことを社協職員に気軽に相談してもらえるような仕組みづくりに取り組んでいる。吉田まるは各企業が仕事をしている途中で、異変に気付けるような仕組み。かむかい吉田は学生も参加。地域の困りごとをお手伝いしたい学生が増えている。 サポートしていきたい。
- 支えあう時に農業と一緒で途中を肥やしてないと続かない。普段から自治会の中で交流し、関係を作る必要を感じている。
- コロナ対応で、経験のない対応、連携を実践して、命を守るための措置として、リハビリを他人のいないところでするとモチベーションが上がらない。日頃から介護サービス、地域、医療、行政との連携が必要。フォーマルサービス以外の居場所が必要。
【総評】
他職種連携する上で気になった点
- 項目は非常によくできているが、規模感がよく分かりにくい。数字で書いてある方がいい。
- 事前に課題に入れていただいて、それぞれの部会からの課題を記載してあれば、他職種の相互理解が深まる。
2.その他 連絡事項
世界アルツハイマー月間に合わせて行う認知症普及啓発事業について チラシにて紹介。
ねんりんピックの周知
【4】閉 会
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