内 容 |
1.開 会
2.講義および演習
講師:愛媛県介護実技普及指導員 山村千代美先生
実技指導
1)立ち上がりの基本動作
・立ち上がり時、まずは姿勢を正すこと。それから、お辞儀をしながら立ち上がらせる。
介護者は正面に立つと本人の動作の邪魔になるので、斜めから支える。体傾けてお尻上がったら
そこを持ち上げる。
抱えて上に持ち上げようとしても、上に向かって人は立てない。支える手は手の平全体で。
2)歩行の介助について
・麻痺側をフォローする。介助する者も足を開く。
まずは足踏みし左右に揺れ、少しずつ体重移動だけで前進する。
・方向転換 腰椎頚椎だけ動かそうと思っても動かない(つなぎ)
骨盤自体は曲がらないので、ゆっくり骨盤を押しながらつま先で向きを変えていく。
3)おむつの種類と機能
・排泄について
膀胱は年齢とともに、筋肉が弱くなる。膀胱300mlから350ml
排尿する時間は20秒くらいかかる。尿道は女性3cm。
排泄姿勢 腹圧かけやすい姿勢(少し力みやすいように前傾姿勢)
・用途別に機能は様々。うまく組み合わせができないと、漏れたりして十分機能が発揮できない。
(パンツ用とテープ式にはそれぞれ尿取りパットが違う等)
4)特殊寝台の機能
・3モーター(電動) 真ん中に骨盤の位置合わせる。頭を上げるとズレるので、まず足元をあげ
てからゆっくり頭の部分をあげていく。
・仰臥位のベストポジション 介助グロープを入れて体圧を分散させること。体をさわる持つとこ
ろは大きな関節。
・体験してみよう! 食べる体勢 食べる時に、首の後ろはのけて肩に枕入れるとよい。
5)介護シートの使用方法(実技指導)
・車椅子⇔ベッドの移乗
使用することで介助者、支援者ともに負担軽減になる
参加者が本人役で実技指導後、参加者それぞれで体験
お尻半分だけ乗せると軽い力で滑るように移動が可
※協力事業所(四国医療サービス宇和島営業所)
福祉用具体験コーナー、紙おむつサンプル提供あり
参加者からの感想
○介護の方法が、昔教わっていたものと違っていて、とても斬新だった。
○福祉用具シート(介助グローブ)が実際体験してみた。あまり身体に負担なくでき、大きな違和感
なく楽にできたのでよかった。体験することで、介護される側の気持ちがわかった。
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