概 要 |
今回、城東中学校から実践的、体験型の認知症の勉強をしたいとの要望があり、初めての試みとして認知症サポーター養成講座の中で、「講義(基礎的な知識が学べる講座)」と「声かけ訓練」を実施。
講義では、社会福祉協議会所属のキャラバン・メイトが講師をしてくださり、基本的な認知症の症状や接し方、認知症サポーターの役割などを話していただいた。
声かけ訓練では、班に分かれグループごとに困っている高齢者役に声をかける体験を行った。
今回の講座を実施することにより、「認知症を前向きに考えられるようになった」と全体の80%が回答しており、今後認知症サポーターとして、「認知症について正しく理解する」「認知症の方の見守りや声かけ」をしていきたいと言った意見があった。
声かけ訓練を体験してみての感想としては、「実際に体験してみると声かけが難しいことがわかったが、良い体験になった。」「今回の体験をいかして、地域や近所の人が困っていたら声をかけたい。」「どうしても対応が難しいと思ったら周りの大人の手を借りる」など前向きな意見が多く、声かけ訓練を通して学びがあり、年齢が早い段階から、認知症への理解を深め、思いやりの心を育むことは、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりにつながると考える。
今後も訓練内容の検討や進行についての職員のスキル向上も行いながら若い世代に向けて、声かけ訓練を認知症サポーター養成講座に組み込み実施継続していきたい。
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