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定住自立圏合同研修会及び多職種連携研修会

日 時 令和6年2月10日(土)13:30~15:30(受付12:30~)
場 所 コスモスホール三間
出席者 70名
概 要 開会 地域包括支援センター 所長 岩村正裕  関係機関の協働による連携を学ぶ 1 講演 1)テーマ  「新潟市における在宅医療・介護連携推進の取り組み~医師会コーディネーターの立場から」   講師 新潟市医師会 地域医療推進室 室長 斎川 克之 氏  (内容)  ・人口構造が変化している中、連携する意義とは?    医療と介護は連携しないと成り立たない、「目的を共有した連携」をすること  ・在宅医療の4場面   ①退院支援 ②日常の療養支援 ③看取り ④急変時の対応   ※介護保険法の「地域支援事業」の中で位置づけ「在宅医療・介護連携推進事業」   ※本事業は市町村がやるべきだが、委託することもOK  ・新潟市では、医師会が委託を受けて実施している。  ・各地区、主要病院1か所委託料500万円(12医療機関)  ・新潟県では、県内全ての群医師会に「在宅医療推進センター」を設置(16医師会)し、市(行   政)と取り組み用取り決めている。  ・コーディネーターを設置し、多職種連携の会の企画調整、当日の進行を担う。  ・医師会に拠点を置くことには大きなメリットがある。  ・新潟市ICT「スワンネット」ケース数伸び悩んでいる   救急が情報を確認し、搬送を決める情報として役立てている。  ・オンライン診療、市民向け講座の効果検証している。  (所感)   新潟市は宇和島市と人口規模が違い、医師会が委託を受けている仕組みも最先端を行っている。   しかし、宇和島市には市民に近く声を聴きやすい場がある。連携をすることは避けては通れな   い。   宇和島市での連携の在り方を考えつつ、目指す目的を多職種と共有し医師会にも広げていきた   い。 2)テーマ「千葉市の在宅医療・介護連携の推進~地域共生社会に向けて~」   講師 千葉市在宅医療・介護連携支援センター 所長 久保田 健太郎 氏  (内容)  ・千葉市…政令指定都市  ・千葉市「在宅医療・介護連携支援センター」の役割   ①相談支援 ②資源の把握 ③研修開催支援 ④市民への普及啓発  ・伴走型のアウトリーチ支援など、市民への直接支援は実施せず、医療・介護専門職への支援実施  ・作成資料   「入退院支援の手引き」「おひとりさま支援の手引き」「カスタマーハラスメント対策リーフレ    ット」  ・世代、分野を問わず誰の相談でも受けますよ、としている。あらゆる相談を受けるが、窓口が分   からない相談も受けている。  (所感)   千葉市も政令指定都市であるため規模感が違うものの、今まさに困っていることを課題解決に向   けて実行することそのものが「在宅介護連携」であると教わった。   まずは目の前のことをやること、それを積み重ねること。   宇和島市のメリット「顔の見える関係」を活かしていきたい。 2 ミニワーク   席の前後で話をしてもらう 3 質疑応答   Q.在宅で亡くなった方がいたが、死亡診断するために医療機関に連れてきて欲しいと言われた     事例があった。   A.何故そうなっているのか考える必要はあるだろう。現在の資源の中で目指す方向を考えるこ     と。簡単には解決できないだろう。     町としてどうしていきたいか協議していく必要ある。   Q.コロナ禍で看取り増加。調剤薬局が遠方。顔の見える関係築けても課題がある。   A.様々な結びつきが必要。(例 宅配)医会職だけでは解決しないと思う。 4 講評(岩村所長)   本日は政令指定都市の大きな町の医会連携の話であった。   身寄りのない人も増加していて、医会連携の枠組みの中で実施しているが、本来は重層で取り組   み、行政にぶつけていけば、「できません」は言わないので、困りごとを解決することで生かせ   れば良い。   「こんなことが起こっている」と言うことを、諦めないこと。今日の話を持ち帰って欲しい。