概 要 |
■講話内容 「薫ちゃんの介護日和」 伊方町 金森 一臣氏
- 55歳 アルツハイマー型認知症の診断。12年2か月の介護を経て、2022年6月8日特別養護老人ホームに入所。
- 介護をしていると穏やかな晴れの日もあれば、大雨や雪の日もある。
- 受け入れることが一番しんどかった。信じたくなかった。
- 忘れっぽくなり同じ食事が3日ほど続いたり、認知症初期の頃、一番思いやりを持って生活をしないといけないときにそれができなかった。あの頃に真剣に向き合っていたら…。後悔。
- 以前は、薫ちゃんを叱ってしまっていた。
- 2010年、町役場を早期退職し、介護をスタート。
- 一番始めに困ったことは「排泄」。
- 食事を自分で作り始めて料理をする苦労を知った。手作りの物を薫ちゃんに食べさせたいとの思いからレシピを見ながら調理。毎日、作った物をカレンダーに記した。(後で娘より父の手はやけどだらけだっと聞いた)
- 天気の良い日は、30分程度散歩をする。手をつないで、無理せず歩く。
- デイサービスやショートステイの時間を利用して、一臣さんは趣味(読書やゴルフ)で気分転換。
- 「タクティールケア」「ユマニチュード」「音楽療法」。何気なくやっていたケアが正解だと新聞を読んで知った。「あなたのこと大事に思っているよ」という気持ちが手で触れることで伝わる。心がほどけていくことで安らぎを得る。
- ほとんど声を発さない薫ちゃんに毎日話しかけた。歌を歌うと一番反応があり、頭や顔を動かしてくれた。
- 薫ちゃんに今日はある。明日もある。けど、昨日はない。記憶の葉っぱが1枚ずつ散っていく。
- 「一臣さん」という名前も忘れてしまった。名前を呼んで欲しかった。
- 転倒で4日入院。その後、てんかん発作で4日入院。その後、施設への入所を真剣に考えてみては?とケアマネから言われた。
- とてもとても迷った。施設に入所することを薫ちゃんに決めて欲しかった。
- 12年2か月の介護、「楽しかった。」
- 会に出席していた長女さんから「頑張っている父親を見て自分もできることを。父親の決断は間違えていなかったと確信しています。自分も薫ちゃんの年齢に近づいてきていて認知症になったらと不安に思う時がある。」
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